RESEARCH


北野研究室が目指しているテーマは、ずばり、「超伝導を活かした情報処理」です。 近年、Al(アルミニウム)やNb(ニオブ)などの従来超伝導体の薄膜デバイスを用いた超伝導回路による量子コンピューティング技術の開発競争が激化していますが、我々が目指しているのは、さらにその先の未来で必要とされる新技術であり、 この四半世紀に発見されたさまざまな超伝導体(特に銅酸化物超伝導体と鉄系超伝導体)の豊かな物性を十分に活かすための基礎研究に取り組んでいます。
 ここでは、北野研究室で得られた研究成果の例として、Bi系銅酸化物超伝導体の固有ジョセフソン接合素子に対する研究と トポロジカル超伝導体の候補物質としても注目される鉄カルコゲナイド超伝導体の対破壊電流密度測定に関する研究、の2つを紹介します。