アナログ回路およびディジタル回路の実験は3年次の専門実験で行います。 また講義も3年次の「基礎電子回路I,II」で学習します。 そのため,2年次の実験ではディジタル回路やアナログ回路の本質的な実験は行いません。 2年次の実験では次のことに注意しておけば良いと思います。
■アナログ量・・・連続量
■ディジタル量・・・2進数
これまで扱ってきた物理量は基本的にアナログ量だったので, 特に注意するのはディジタル量です。 ディジタルとは2進数のことです。 2進数がわからないという方は高校1年の教科書を参考にして下さい。1日目の実験では簡単なAD変換およびDA変換について実験します。 最初はDA変換(ラダー変換)について実験します。 ここでは8ヶのスイッチによって設定された電圧(ディジタル量)と テスターによって得られるアナログ量との関係を調べます。 これによってディジタル量がアナログ量に変換されました。 この実験では
■8ヶのスイッチが表す2進数を10進数に直した値とアナログ量の関係
■8ヶのスイッチの位置(ビット)とアナログ量の関係
の2点を調べます。実験そのものは非常に簡単です。 ここでは2進数と10進数についてキチンと理解できているかが問われます。 グラフは3種類作成する必要があります。 テキストにはグラフが直線になる理由を述べよという課題がありますが, 測定が簡単なので,この課題にはしっかり答えておきましょう。次にAD変換について実験します。 入力した電圧に対するディジタル量を決定します。 最初の実験でアナログ量とディジタル量の関係は求まっているのですが, ここでは決定する方法について調べます。 決定することが目的ではありませんので注意して下さい。 この決定の仕方が逐次比較型AD変換と呼ばれる方法です。 テキストに書いてあるようにフローチャートなどを使って説明して下さい。 きちんと説明ができているかどうかが重要になります。
2日目の実験は積分型AD変換について実験します。 実験ではオシロスコープを使用しますので,使い方に慣れて下さい。 どのような値を記録しておけば良いか考えながら実験して下さい。 必要な値が読みとれていて, それらからテキストにある計算式を用いて必要な値を求めることができていれば, 良いレポートの完成です。 この実験で考察をすることは難しいと思われますが, AD/DA変換について調べることは意味があるでしょう。 またこれらの変換がどのように使われているかを調べることも面白いかもしれません。
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