1999年度 第14回
下記の通りコロキウムを企画致しました。是非ともご参加下さいますよう、ご案内申し上げます。
なお、今後の予定については www.phys.aoyama.ac.jp/seminars/
を御覧下さい。 また理工学部キャンパスへの交通についてはwww.phys.aoyama.ac.jp/maps/map_cover.htmlを御覧下さい。
講演者:遠藤 康夫 氏(東北大学・金属材料研究所)
日時: 12月17日(金) 午後4時15分から
場所: 青山学院大学 理工学部(世田谷キャンパス) 一号館 5階 1538号室
講演題目: 中性子で見える高温超伝導
要旨:
私は高温超伝導発見以来、約12年間中性子散乱によって銅酸化物のスピンの動的側面を捕らえる実験を行って来ました。
この一連の研究で解明されたことは次の通りです。
私は、これまでの中性子散乱実験結果を基にして、高温超伝導の発現には以上のような複雑な要素が絡まってはいると思いますが、電子が量子多体効果によって特別な量子状態を形成することに依るのでは無いかと考えています。
講議では中性子散乱によってスピンの揺らぎの実験法から始まって、最新の実験結果迄を解説するつもりです。
共催・青山学院大学 理工学会 物理学分科会