青山学院大学 物理学科 コロキウム

1999年度 第13回

下記の通りコロキウムを企画致しました。講演者の方には、学生や分野の違う方にもわかるレベルから始めて下さるようにお願いしてあります。是非ともご参加下さいますよう、ご案内申し上げます。

なお、今後の予定については www.phys.aoyama.ac.jp/seminars/ を御覧下さい。 また理工学部キャンパスへの交通についてはwww.phys.aoyama.ac.jp/maps/map_cover.htmlを御覧下さい。
 

(世話人・羽田野 直道・学外からは03-5384-2642・学内からは23107)



講演者:辻本 拓司 氏(国立天文台・位置天文天体力学研究系)

日時: 12月3日(金) 午後4時半から
場所: 青山学院大学 理工学部(世田谷キャンパス) 一号館 5階 1538号室

講演題目: 宇宙年齢は宇宙定数を蘇らせるか?
要旨:
現在、天文の業界では宇宙年齢が100億年に近いのか、それとも150億年程度なのかについて論争が続いている。 これは、宇宙年齢が宇宙に存在するエネルギーと直接リンクしているからで、もし150億年程度であれば、我々はアインシュタイン自身によって導入され、かつ本人によって一度は葬られた宇宙定数なるものを”真空のエネルギー”として蘇らせねばならないことになる。 本講演では、最新の宇宙年齢の結果について報告し、宇宙定数の存在の是非を問うことにする。


共催・青山学院大学 理工学会 物理学分科会