講演者:山本 幸生 氏(宇宙航空研究開発機構) 日時:6月 25日(金) 午後4時30分から 場所: 青山学院大学 理工学部(相模原キャンパス)L棟6階 L603室 題目: 「惑星探査における科学観測機器の開発とデータ公開」 要旨:  近年、日本の惑星探査機の活躍が顕著となり、惑星科学の分野においても盛り上 がりを見せている。小惑星探査機「はやぶさ」では、これまでの探査機が捉えた 小惑星の描像を覆し、理論的には存在すると予測されてきた「瓦礫の集まり」で あるラブルパイル構造であることを示した。また月周回衛星「かぐや」はApollo 以後最大の月ミッションであり、14種類の科学観測機器に加え、NHKの開発した HDTVを搭載した。月の裏側の詳細な重力場や月表層の内部構造など、月の新しい 知見に貢献している。本発表では近年の惑星探査の概要に加え、観測機器開発か らデータ公開までの詳細について報告する。 ---------------------------------