講演者:三井 敏之 氏(青学大理工・物理・数理) 日時: 5月 13日(金)  午後4時30分から 場所: 青山学院大学 理工学部(相模原キャンパス)L棟6階 L603室 題目: 「ナノテクノロジーの歴史とこれからナノテクノロジーに期待できること」 要旨: ナノテクノロジーとは、ナノメーター(nm=10^{-9}m)サイズの技術という 意味です。固体の原子は、0.3nm程度の間隔でならんでいることを考えるとそ のサイズが想像できると思います。クリントン大統領が National Nanotechnology Initiative (NNI)を2000年に発表しました。つまり、アメリ カは国家をあげて、ナノテクノロジーを推進すると宣言したわけです。それ以 来、ナノテクノロジーという言葉が一般に知られるようになり、同時に、アメ リカで、そして世界でナノテクノロジーの研究が急増しました。 今回は、原子を1つ1つ動かすことを可能にさえしたナノテクノロジーの歴史 を、私の今までの研究である、ナノサイズの金属線のつくりかたや、ナノサイ ズの穴をつくってDNAを検出する装置の製作を含めながら紹介します。そして、 今現在、具体的にどのようなナノテクノロジーが注目されているかを報告する と同時に、私自身の研究の興味を簡単に話します。 --------------------------------- 共催: 青山学院大学 理工学会