2002年度 第2回
下記の通りコロキウムを企画致しました。 講演者の方には、学生の方にもわかりやすいご講演をお願いしてあります。 是非ともご参加下さいますよう、ご案内申し上げます。
なお、今後の予定については www.phys.aoyama.ac.jp/seminars/
を御覧下さい。 また理工学部キャンパスへの交通についてはwww.phys.aoyama.ac.jp/maps/を御覧下さい。
講演者:村上 修一 氏(東京大学・工学部・物理工学科)
日時: 4月19日(金) 午後4時半から
場所: 青山学院大学 理工学部(世田谷キャンパス)1号館 5階 1538号室
講演題目:スピンカイラリティと異常ホール効果
要旨:幾何学的フラストレーションが強い系などでは、スピンが互いに平行ではなく、いわゆるカイラリティを持つ構造を取って整列することが多い。
電子がそこを流れる際にはそのスピンカイラリティを仮想的な磁場として感じて運動し、ホール効果にその影響が現れる。
これは例えばNd2Mo2O7などの異常ホール効果の異常な振舞を説明できるのではないかと考えられている。
本講演ではそうしたカイラリティと輸送現象との関係について、簡単な例を交えつつ解説したい。
共催・青山学院大学 理工学会 物理学分科会