青山学院大学 物理学科 コロキウム

2001年度 第12回

下記の通りコロキウムを企画致しました。講演者の方には、学生や分野の違う方にもわかるレベルから始めて下さるようにお願いしてあります。是非ともご参加下さいますよう、ご案内申し上げます。

なお、今後の予定については www.phys.aoyama.ac.jp/seminars/ を御覧下さい。 また理工学部キャンパスへの交通についてはwww.phys.aoyama.ac.jp/maps/を御覧下さい。
 

(世話人・羽田野 直道・学外からは03-5384-2642・学内からは23107)
(この連絡を定期的に受け取りたい方は世話人までご連絡下さい。)



講演者:加藤 岳生 氏(大阪市立大学・工学部・応用物理学科)

日時: 10月5日(金) 午後4時半から
場所: 青山学院大学 理工学部(世田谷キャンパス) 一号館 5階 1538号室

講演題目: 微小超伝導接合列における境界効果と多体効果
要旨: 近年の微細加工技術の発達により、微小な超伝導体の作成およびその量子特性の観測が精度よく行われるようになってきている。 特に最近の実験では、重ねあわせ状態を保ったまま時間発展をさせることが可能となってきており、 量子コンピュータの素子として有望な系となってきている。 講演では、この系に関する最近の実験・理論についてレビューを行った後、微小超伝導体列におけるクーパー対間の相互作用の影響について議論する。 特にスピン系との関係に注目し、ジョセフソン電流が多体系のどのような性質を反映するかを、議論したい。


共催・青山学院大学 理工学会 物理学分科会