青山学院大学 物理学科 コロキウム

2000年度 第4回

下記の通りコロキウムを企画致しました。講演者の方には、学生や分野の違う方にもわかるレベルから始めて下さるようにお願いしてあります。是非ともご参加下さいますよう、ご案内申し上げます。

なお、今後の予定については www.phys.aoyama.ac.jp/seminars/ を御覧下さい。 また理工学部キャンパスへの交通についてはwww.phys.aoyama.ac.jp/maps/を御覧下さい。
 

(世話人・羽田野 直道・学外からは03-5384-2642・学内からは23107)



講演者:柴田 徹 氏(青山学院大学・理工学部・物理学科)

日時: 5月19日(金) 午後4時半から
場所: 青山学院大学 理工学部(世田谷キャンパス) 一号館 5階 1538号室

講演題目: 「宇宙線研究」――その歴史と将来展望――
要旨:
宇宙線が発見されたのは1912年であるが、20世紀の物理学で宇宙線の果たした役割ははかりしれない。 宇宙線の正体(殆どが陽子で、エネルギーが非常に高い)がわかるまで約20年、そしてさらにその後の20年は素粒子物理学誕生の先導的役割を果たした。

講演者自身は1960年代半ばからこの分野に参画し始めたが、宇宙線研究の果たしてきた役割を、独断と偏見で話してみたい。 話の内容は私達が行っている高山、気球実験が中心になるが、宇宙線分野だけでなく、周辺分野である素粒子、原子核物理との関連についても言及する。


共催・青山学院大学 理工学会 物理学分科会