青山学院大学 物理学科 コロキウム

2000年度 第3回

下記の通りコロキウムを企画致しました。講演者の方には、学生や分野の違う方にもわかるレベルから始めて下さるようにお願いしてあります。是非ともご参加下さいますよう、ご案内申し上げます。

なお、今後の予定については www.phys.aoyama.ac.jp/seminars/ を御覧下さい。 また理工学部キャンパスへの交通についてはwww.phys.aoyama.ac.jp/maps/を御覧下さい。
 

(世話人・羽田野 直道・学外からは03-5384-2642・学内からは23107)



講演者:杉之原 立史 氏(東京大学・物理学科・宇宙理論研究室)

日時: 5月12日(金) 午後4時半から
場所: 青山学院大学 理工学部(世田谷キャンパス) 一号館 5階 1538号室

講演題目: コンピュータの中の宇宙
要旨:
宇宙はどのようなものからできているのか? またどのように進化してきたのか? このような問いに答えようとするのが宇宙論という分野である。 特に、宇宙の中に、銀河などの構造がどのようにしてできてきたのか、という問は、宇宙論における最も重要な課題の一つである。 本コロキウムではまず、現在の宇宙論で、宇宙の成り立ちや進化がどのように理解されているかを解説する。 次に、宇宙における構造形成の研究において、スーパーコンピュータを使った大規模シミュレーションが重要な役割を果たしていることを述べる。 最後に、私が最近取り組んでいる、宇宙最大の天体である「銀河団」のシミュレーションについて紹介する。


共催・青山学院大学 理工学会 物理学分科会