Mitsui Laboratory

青山学院大学 三井研究室
物理科学科・機能物質創成コース

Bio Phys

生涯に渡って全身に血液を送り出す役割を担う心臓のポンプ機能や拍動リズムは、個体の生存に不可欠であることから極めて精密に制御されています。重大な心臓疾患に対して最も有効な治療の手段として心臓移植が行われているものの、 慢性的なドナー不足の問題から、現在ではペースメーカーや人工心臓による機能代替といった治療の形が多く用いられています。

  • 心臓の拍動強化の 基礎研究として、十分に研究が行われていない細胞単位での拍動に焦点をあて、機械的刺激による影響および同期化のメカニズムを解明しています。
  • マイクロマニピュレーターで周期的な拍動を模した機械的刺激と、心筋細胞を繋ぐ非心筋細胞の切断を行い、細胞単位での機械的刺激の効果と、非心筋細胞の同期への寄与を、数理モデルを用いた検証しています。